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サクソフォーンカルテットについて

今回は、小話としてサクソフォーンカルテットについて書こうと思います。

 

よくイベントではサクソフォーンカルテットのことを「弦楽四重奏のサックス版」と説明したりします。

ヴァイオリン族の同族楽器のアンサンブルは成功しているので他の楽器でも同族楽器のアンサンブルが試みられ、フルートやクラリネットでもバスやコントラバスの楽器が作られてきました。

 

でも、サクソフォーンの場合は他とは異なり、開発当初からソプラニーノからコントラバスまで、全音域を包含する七種類のサクソフォーンが作られました。

ですからサクソフォーン同士のアンサンブルは自然の流れ、というかそもそも意図されていたと言えるでしょう。実際、サクソフォーンカルテットの始まりはサクソフォーン開発者アドルフ・サックスの友人の作曲家ジャン=バティスト・サンジュレーによるもので、1858年に彼が「サクソフォーン四重奏曲第一番」を発表したことでサクソフォーン四重奏が提唱されました。それ以来、1000曲を越えるサクソフォーン四重奏のための曲が作られてきたそうです。そんなにあったんですね。

 

 

編成は、ソプラノ、アルト、テナー、バリトン(時にアルト×2、テナー、バリトン)のサクソフォーンで構成されます。他にも5重奏、6重奏もあり、編成が大きくなると「サクソフォーンオーケストラ」と呼ばたりします。

  

 

カルテットなどの演奏は新潟サクソフォーン協会youtubeチャンネルでお聴きいただけます!